試合観戦記(2003年4月)

【4月12日・横浜商大高G(春季県大会)】
チーム
上郷
厚木北

 先発の小山は初回先頭打者にいきなり本塁打を打たれて1点取られたが
 厚木北も2回先頭打者の菊池が本塁打を打って同点にした。二死後、
 吉本の二塁打と小山の中前安打で勝ち越した。3回は二死2塁から菊池の
 中前安打でさらに1点追加したが、小山が4回無死から死球で走者を
 出してから本塁打を打たれて再び同点になった。厚木北は7回二死満塁
 から相手投手の暴投で3塁走者が生還して1点リード。小山がこのリード
 を守り切り、3回戦進出を決めた。

【4月13日・横浜商(Y校)G(春季県大会)】
チーム
厚木北
相模原総合

 厚木北は3回二死から小沢が左前安打で出塁。二盗後、鈴木の二塁打で
 先取点を取った。4回は先頭打者の菊池が中前安打で出塁し、岩田の
 犠打と相手投手の暴投で3塁まで進塁。山崎のスクイズ(記録は内野
 安打)で追加点を取った。先発の小山は4回まで無安打に抑えていたが
 5回遊ゴロ失策と犠打で二死2塁の場面から二塁打を打たれて1点取られ
 7回も二死1塁から二塁打を打たれて同点にされた。厚木北は6回から
 8回まで三者凡退に抑えられ試合の流れは完全に相手校のものだったが、
 9回一死から菊池が死球で出塁。岩田の犠打で2塁進塁の後、山崎の
 打球は遊ゴロだったが、相手の遊撃手が打球をセンター方向へ大きく
 はじき2塁走者が本塁へ生還するという幸運に恵まれた。
 その裏相手校の攻撃は先頭打者が初球を打って三ゴロの打球だったが
 三塁手の鈴木が一塁へ悪送球を投げてしまい無死1塁。犠打で一死2塁。
 次打者は中飛で二死2塁になった後、小山の初球が暴投になり二死3塁。
 失策も許されない場面となった。しかし小山がこのピンチを三振で
 切り抜け、ついに夏の神奈川大会初のシード権を獲得した。

【4月19日・大和引地台球場(春季県大会)】
チーム
日大藤沢
厚木北

 初回を三者凡退に抑えた先発の小山は2回連続安打と犠打で一死2,3塁
 のピンチを迎え、内野安打とスクイズで2点先行された。さらに3回は
 二死2塁から左前安打,盗塁,三塁打で2点追加された。厚木北は5回
 左前安打と犠打エラーで無死1,2塁のチャンスから小沢の犠打と鈴木の
 スクイズで1点返した。しかし小山が6回二塁打と犠打で一死3塁の
 ピンチを迎え,右前安打を打たれて1点追加された。小山はその後
 立直ったが、厚木北の反撃ならず4回戦で敗退した。

【4月27日・立花学園G】
チーム
立花学園
厚木北

 先発の小山は初回一死3塁から岩田の失策で先取点を取られた。
 2回は一死2,3塁からスクイズ(内野安打),中前安打,三塁打で
 一挙4点も取られた。3回から6回まで無安打に抑えてきたが,
 7回二死3塁から左前安打を打たれて1点追加され,9回は本塁打で
 1点追加された。厚木北は3回から7回まで走者を出すが決定打が
 出なかった。

【4月27日・立花学園G】
チーム
横須賀学院
厚木北

 先発の高野は2回無死から三塁打と犠飛で1点取られ,さらに一死満塁
 から内野ゴロの間に3塁走者が生還して1点追加された。その裏厚木北
 は一死2,3塁から高野のスクイズで1点返し、3回は一死2塁から
 石井の右前安打で同点に追いついた。しかし高野が5回味方の失策で
 無死1,3塁のピンチを迎え重盗で1点追加された。さらに犠打と犠飛
 でもう1点追加された。その裏厚木北は無死2塁から小沢の右前安打で
 1点返したが,6回から登板した和田が一死1,3塁からスクイズで
 1点追加され更に二死満塁から押出し四球でもう1点追加された。
 その後和田は立直ったものの、厚木北は6回以降無安打に抑えられた。

【4月29日・厚木北G】
チーム
厚木北
都小川

 厚木北は初回一死3塁から石井の右前安打で先取点を取ったがその裏
 先発の小山が二死満塁から暴投で3塁走者が生還して同点にされた。
 厚木北は3回二死2塁から石井の二塁打で再びリードしたが,小山が
 4回二死1,3塁から右中間安打を打たれてまた同点にされた。
 厚木北は5回二死1,2塁から鈴木の中前安打で再びリードしたが,
 その裏小山が一死2塁から右前安打を打たれて3度目の同点となった。
 厚木北は7回無死3塁から相手投手の暴投で3塁走者が生還。8回二死
 2塁から吉本の右前安打で1点追加し初めて2点リードとなったが,
 その裏小山が一死2,3塁から右前安打と犠飛で4たび同点となり結局
 引き分けた。

【4月29日・厚木北G】
チーム
有馬
厚木北

 先発の深堀が初回二死3塁から二塁打を打たれて先取点取られたが,
 厚木北は2回二死2,3塁から中西の中前安打で逆転した。2回から
 登板した中屋は3イニング3者凡退に抑えたが,5回から登板した
 毛木が一死2,3塁からスクイズ,中前安打,二塁打で3点取られて
 逆転された。しかしその裏厚木北は二死1,3塁から吉本の二塁打と
 永田の右前安打で同点に追いついた。6回から1年生・湊谷が初登板。
 2イニングを1安打無失点に抑えた。厚木北は7回先頭打者の山崎が
 二塁打で出塁し,犠打とスクイズで1点リードしたが,8回から登板した
 1年生・大田が二死2塁から中前安打を打たれて同点になった。
 しかしその裏厚木北は一死満塁から河輪のスクイズで再びリードした。
 大田は2イニング4奪三振の力投で初登板・初勝利投手となった。



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