注目の一戦を制する

【1998年7月18日・秦野球場(全国高校野球西神奈川大会)】
チーム
厚木北
三浦

秋季県大会出場,Aリーグ全勝優勝に続き春季県大会北相地区予選では
厚木南,海老名にコールド勝ちして12年ぶりに春季県大会に出場した。
春季県大会では1回戦のひばりが丘に12−2と6回コールドで勝ち。
2回戦の東海大相模戦は0−6で敗れたがこの試合での善戦が「厚木北の
選手は身体能力が高い」と夏の大会直前の神奈川新聞や週刊ベースボール
(全国高校野球予選展望号)に評価された。
夏の大会の1回戦では横須賀商戦に6回コールドで順当勝ち。
2回戦の相手は前評判の高い三浦が相手で,神奈川新聞では2回戦の注目の
一戦と記事に書かれていた。

試合は2回厚木北が敵失と伊藤の左前安打で二死1,3塁のチャンスから
相手投手の暴投で先取点を取った。
3回は一死3塁から阿利のスクイズ(記録は内野安打)で追加点を取り,
高橋の左前安打で一死1,2塁のチャンスから宮良の二塁打で1点。敵失で
一死満塁から池田のスクイズ(記録は内野安打)と伊藤の右前安打で2点
追加した。
先発の宮良は4回無死1塁から二塁打を打たれて1塁走者が本塁突入するが
外野からの好返球でアウトにした。しかし二死満塁から失策と中前安打で
3点取られ,二死1,3塁から捕手・長尾の2塁悪送球で3塁走者が生還。
1点差となった。
厚木北は8回右前安打で出塁した戸張を犠打で2塁へ送った後,
代打・平賀と阿利の連続二塁打で2点追加。宮良もリードを守り,
12年ぶりに1大会2勝を記録した。

この勢いで3回戦の麻溝台戦も突破すると考えていたが,打線が沈黙して
わずか4安打しか打てず,1−5で敗れた。3回戦の壁を突破するのは
それから4年後の夏だった。




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