ドラフト候補投手と対戦

【2003年7月24日・等々力球場(全国高校野球神奈川大会)】
チーム
城郷
厚木北

初めてシード校として臨んだ厚木北はは2回戦の湘南台戦,3回戦の平沼戦
を順当にコールド勝ちして2年連続4回戦進出を決めた。
そして4回戦で対戦するのは好投手・吉田の城郷が相手だった。
この吉田君が一躍注目を集めたのは春季県大会の小田原戦で23奪三振を
記録。プロのスカウトから注目される存在となった。
大会開幕一ヶ月前の川和との練習試合では川和の加藤投手との投げ合いが
注目された。その為プロ数球団のスカウトや,報知及び日刊スポーツの
取材陣,「神奈川高校野球ステーション」管理人のガックス氏までもが
試合会場の川和高校を訪れたそうだ。

厚木北は2回岩田の中前安打と敵失,捕逸で一死2,3塁のチャンスから
吉本のスクイズで先取点を取った。
さらに4回山崎の中前安打と石井の死球で二死1,2塁から重盗を試み,
相手捕手が3塁へ悪送球を投げて山崎が本塁へ生還した。
先発の大田は5回一死2,3塁から二塁打を打たれてしまい同点にされ,
さらに2四死球で二死満塁のピンチだったが一邪飛で切り抜けた。
6回から小山が登板したが6回は一死2塁。7回は一死1,2塁のピンチが
あったが味方の好守で切り抜け小山を盛り立てた。
そして厚木北は7回吉本がセフティバントを試み一塁手の落球で出塁した。
犠打と三振で二死2塁となった場面で城郷バッテリーが前の打席で二塁打を
打った小沢との勝負を避けて敬遠気味の四球で歩かせ,3打席連続三振の
鈴木との勝負を選択した。
鈴木はカウントを追い込まれてからインコースに甘く入ってきたスライダー
(と鈴木が証言)を打って左前安打となり,2塁走者が生還して勝越した。
小山は8回と9回を三者凡退に抑えて17年ぶりの5回戦進出となった。

城郷の吉田投手はこの年のドラフトでヤクルトから指名されてプロ野球
選手となりました。
プロのスカウトが注目する投手に勝ったとういう点と17年ぶりの5回戦
進出で私はしばらく感激していたが,2日後には初のベスト8進出を賭けた
試合が迫ってきた。




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