第1シード校に歴史的なコールド勝ち
【2013年4月14日・横浜商大高G(春季県大会2回戦)】
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 計 |
横浜商大高 | 3 | 2 | 3 | 0 |
0 | 0 | 0 | 8 |
厚木北 | 0 | 1 | 0 | 2 |
2 | 11 | × | 16 |
このホームページに「思い出の試合」というコーナーが出来て今年が9年目。
丁度20試合目となりますが今回ほど歴史的な勝利はこれまでありませんでした。
これまで光明相模原,湘南学院,橘学苑などのシード権獲得経験校への勝利はありました。
しかし私学強豪校でありますが何れも未だ甲子園へ出場していない高校でした。
それに対して今回対戦した横浜商大高は春夏合わせて4度甲子園へ出場しており,
昨秋県大会ベスト4で今大会の第1シード校である。
これまでこのレベルの私学強豪校と対戦したら頑張っても9回迄試合をするのがやっとだった。
それがコールドで勝ってしまうのだから厚木北高校野球部の歴史的な勝利である。
横浜商大高の先発投手は横浜地区予選の元石川戦で5回参考完全試合を記録していた。
最初の3イニングは大崎の二塁打のみでほとんど打てなかった。
その大崎を3塁へ進めて遊ゴロの間に1点取ったが相手にはまだ余裕が感じられた。
流れが変わったのは4回から登板した阿部投手が無失点に抑えてからだ。
もし阿部も打たれていたら間違いなくコールド負けだったと思う。
4回裏に先頭打者の国分が四球で出塁。ここで阿部の本塁打で2点返したのが反撃の始まりだった。
5回裏は先頭打者の斉藤翔の本塁打で1点返し,さらに二死1,3塁のチャンスを作った。
ここで横浜商大高は1塁走者を1,2塁間に挟みながら失策が出て3塁走者を生還させてしまった。
5回を終わって3点差に迫ったが,まだこの時点では横浜商大に勝てるとは思っていなかった。
6回裏は阿部,大崎の連続安打と齊藤柾の送りバントで一死2,3塁のチャンスを作った。
ここで横浜商大高は投手を交代させた。2番手の投手は横浜地区予選のサレジオ学院戦で
2失点完投勝利を記録していた。
鈴木は三ゴロで二死となったが斉藤翔が四球で出塁して満塁となった。
ここで日向の打球は遊ゴロとなったが1塁送球が低くなり一塁手が後逸して2点追加した。
杉山が四球で出塁して再び満塁となり,溝呂木の中前安打でついに同点に追いついた。
ここで横浜商大高は投手を交代させた。3番手の投手は公式戦初登板の投手だった。
国分が初球セフティーバントを試みてファールになったが,3球目に再びセフティーバント。
これが見事に内野安打となってついに逆転した。
打者一巡して打者は阿部。阿部の打球は内野フライを打ち上げたがここで突風が吹いて
打球が中堅手の前に落ち,しかも人工芝なのでワンバンドした球が中堅手の頭上を越えてしまい
走者一掃の二塁打となって4点のリード。
大崎が四球で出塁すると齊藤柾の走者一掃二塁打と鈴木の本塁打で8点のリードとなった。
7回表阿部が無失点に抑えてまさかのコールド勝ちした。
試合終了後,父母会の皆さんは「こんな事てあるんだね」と驚いていた。
猪子監督は「(相手チームは)野球の怖さを思い知ったでしょう」と語った。
そして1試合3本塁打は公式戦1試合最多本塁打のチーム新記録。
6回裏の11得点は春秋の県大会では1イニング最多得点のチーム新記録でした。
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