秋季県大会初のベスト4進出

【2018年9月22日・サーティーフォー保土ヶ谷球場(秋季県大会・準々決勝)】
チーム 10
厚木北
湘南工大付

 この年の秋季県大会は有力な私学強豪校が反対側の山に入る幸運な組み合わせだった。
 それでも初戦が大師、次戦が白山と県立有力校との対戦が続いた。
 大師戦は初回に先取点を取られたが1点づつ返して逆転。
 先発の奈良は2回から8回迄1安打無失点。
 9回は3安打で二死満塁のピンチだったが最後の打者を三振に打ち取って逆転勝ち。
 白山戦は3点リードされたが6回無死1,2塁から連続二塁打で同点に追いついた。
 8回は二死1,2塁のチャンスで相手投手が交代。これが裏目に出て連続安打で逆転。
 9回は二死2,3塁のピンチを切り抜けて3年ぶりにベスト16進出。
 次戦の伊志田戦は相手の試合が雨天順延になった都合で平日開催となり観戦出来なかった。
 仕事中は試合経過を気にしていたが業務終了時は同点のまま。
 帰宅後、スクイズでサヨナラ勝ちして秋季県大会初のベスト8へ進出した事を知った。

 対戦相手の湘南工大付は毎年練習試合をする相手で8月の試合は1勝1敗だった。
 しかし公式戦での対戦は相模工大付という校名だった1980年夏以来38年ぶり2度目の対戦になった。
 厚木北は初回一死から佐野の三塁打と一ゴロ失策で先取点を取ったが
 先発の奈良は前半スライダーを狙われて3回に2失点で逆転。4回も2失点で3点リードされた。
 しかし5回以降は直球主体に切り替えて散発2安打で三塁を踏ませない内容だった。
 厚木北は6回先頭の小原が二塁打で出塁。佐野の左前安打で一死1,3塁のチャンスから
 井上尚の左前安打と奈良の二塁打で2点追加。さらに二ゴロの間に3塁走者生還で同点に追いついた。
 9回は一死満塁で勝ち越しのチャンスだったが三振と二ゴロで生かせなかった。
 しかし延長10回満塁から高橋幸の中前安打でついに勝ち越し。
 2011年春季県大会以来2度目の県大会ベスト4。秋季県大会初の快挙になった。
 
 準決勝では桐蔭学園に7回コールドで敗れてた関東大会出場は出来なかった。
 それでも春季県大会と違って選抜高校野球の21世紀枠推薦の可能性を残した。
 しかし神奈川県推薦で選ばれたのはベスト8の横浜商だった。
 やはり私学強豪校に直接勝たなければ評価されないと痛感した。


  • 思い出の試合メニューへ

  • TOPページへ