2年生右腕仁王立ち。夏大会17年ぶり完封勝利

【2022年7月12日・いせはらサンシャイン・スタジアム(全国高校野球神奈川大会・2回戦)】
チーム
厚木北
相模原中等

先発の阿部龍之介(2年)は横手から投げるスライダーが冴え渡っていた。
初回一死満塁のピンチを一邪飛と遊ゴロで切り抜けて波に乗った。
4回に厚木北が一死1,3塁から遊ゴロ併殺崩れで先取点を取ってリード。
7回無死満塁のピンチでは臆せず内角を攻めて左飛と本塁への好返球で3塁走者が憤死。
さらに生命線である外角へのスライダを引っかけさせて三ゴロでピンチを切り抜けた。
顔色一つ変えずに投げ抜いて7安打完封勝利。淡々としたマウンドさばきには理由があった。
今春の北相地区予選、相模原弥栄戦で1点リードの9回に2点取られて逆転サヨナラ負けを喫した。
この試合が糧となり最後まで気を抜かず、勝つまで集中して投げるよう意識していたのだ。
左右の違いはあるが巨人の高梨投手のスライダーを参考にして切れを磨いた努力が実った試合だった。
厚木北としては2005年に大田琢磨投手が瀬谷西戦で記録以来17年ぶり4人目の夏大会完封勝利。


  • 思い出の試合メニューへ

  • TOPページへ